【授業をのぞいてみよう】
10月6日（金）
動物看護総合学科 ・動物健康美容学科　全学年
アニマルセラピー講演会
講師　一般財団法人国際ドッグセラピー協会　創始者　大木トオル氏
　
▽記事を動画で見る（45秒）

　　

アニマルセラピーの先駆者、大木トオル先生登壇！

　　

　
本日の講師は、国際ドッグセラピー協会の創始者であり、音楽家でもある大木トオル先生です。
　　
国際セラピードッグ協会は殺処分寸前の犬たちを保護してセラピードッグとして育成し、社会福祉に貢献することによって「殺処分０」を実現するために活動しています。
 
大木先生は、アメリカに渡り、音楽の道で成功を収めつつ、セラピードッグの活動を始めました。
日本とアメリカでセラピードッグの普及に尽力し、セラピードッグ訓練カリキュラムの考案者でもあります。
また、動物愛護活動にも情熱を傾け、国際的な社会福祉学者としても尊敬されています。
　　　
　　

 
ホールは動物看護師やトリマーをめざす学生たちでいっぱい。初めての講義で学生たちも楽しみにしていました。
大木先生は東京からオンラインで登場しました！
 　　　
　

アニマルセラピーの力に触れる：学生の声から

　 

 
今回の授業を通じて、学生たちの心に深い感銘を与えたアニマルセラピーについて、学生たちの授業レポートをを引用しながら紹介していきます！
 

　 
アニマルセラピーの不思議な魅力
 

　
 
👩「セラピーで、動くことも会話をすることも笑う事もできない方が、会話もできて、笑顔になって、歩けるようになることもあるのにびっくり」
　 
👨「動物介在療法（アニマルセラピー）の高齢者施設への訪問で、セラピードックと一緒に少しずつ歩くリハビリを続けた結果、歩行困難だった人が歩けるようになったり、犬の名前を覚えることで家族の名前を思い出すことができたりなど、犬が人に与える影響はすごいものだということが分かりました」
　 
殺処分寸前で保護され、日本初のセラピードッグとなった「チロリ」の一生と大木先生との物語の紹介も。
 

　 
言葉を持たない動物たちが、人々にも奇跡をもたらすことがあります。リハビリを通じて歩行が難しい方々が歩けるようになり、記憶を喚起させることで幸福感が戻ります。
　
動物とのふれあいが、コミュニケーションと笑顔をもたらし、精神的な安らぎだけでなく身体にまで影響を与えることに学生たちも驚いていました。
 

　
　
感動の瞬間の背景にある現実を知る

　　
👩「アニマルセラピーの力は本当にすごいなと感じました。そんな動物たちが人間の勝手で何頭も殺処分されてきたという現実は、ほんとに辛いです。」
　
👨「素晴らしい力を持つ動物たちが、人間の都合で殺処分されてきた現実は、心に深く刻まれました。これからは、自分ができることを考えて、動物たちを守るために行動したいと思いました」
 

　　
動物たちが人々の心を温かくする力に感銘を受け、同時に殺処分の現実に対する痛切な思いを抱く学生たち。
　
座学では学んでいますが、現場を目の当たりにして行動してきた大木先生の体験談を聞き、日本の動物愛護の現状を知り、改めて動物愛護について考えはじめた学生も。
　　　

 
 

　
アニマルセラピー、動物愛護。未来への希望と決意
　

 

　
👩「殺処分は減っているが、まだゼロになったわけではない、この現実に目を向けると同時に、私たちにできることを考えるべきだと思いました。犬たちの命を守るために、自分も行動を起こし、周りにも意識を広めたいと思います。希望があると信じ、未来に向けて一歩を踏み出したいと思います。」
　
👨「セラピードックのこと 、そして動物介在療法（アニマルセラピー）というわんちゃんの力で障害をもつ方の生きる勇気と希望を与えた というお話を聴いて、素敵なことですごいなと感動しました。東京都へ 行く機会があれば、「名犬チロリ」の記念碑へ足を運んでみたいと思います。」
　　
学生たちの感動的な声からも、アニマルセラピーが人々の心に希望を灯す素晴らしい方法であることが伝わってきます。
 

　　　　 
「命あるものは幸せになる権利がある」
　　 
大木先生のこの言葉が印象に残ったという学生たちがとても多かったです。
動物業界に関わるものとして、動物を愛する一人として、それを守るためにアニマルセラピーを広め、支援し、自ら行動して未来を築くことを決意した学生たちでした。
　　

　　 
大木先生ご講演ありがとうございました！
学生たちにとって素晴らしい出会いになりました。いつか直接お会いできるのを学生たちも楽しみにしています！
　　

 　
 
　
　

▽大木先生のドキュメンタリー動画。国際セラピードッグ協会の取組みが紹介されています。

※【CHIRORI CHANNEL チロリチャンネル】一般財団法人 国際セラピードッグ協会 公式CH