【授業をのぞいてみよう】
６月１５日（木）
業務説明会【福山税務署・広島矯正局・神戸税関】
公務員学科・公務員ビジネス学科 １年生
公務員採用試験の募集が次々と始まっています。
学生達にとっても、進路決定の大切な時期。アナブキでは、現役公務員の方をお招きして学生達を対象とした「業務説明会」を実施しています。
仕事内容や試験制度についてはもちろん、仕事のやりがいや現場ならではの体験談など業界を身近に感じられる話が聞ける貴重な機会です。
本日は、国家公務員スペシャル第２弾！（第１弾はこちら）として、国家公務員の中でもあまり知られていない職種にフォーカス！
「聞いたことはあるけど、詳しくは知らない、、」という職種、知らないだけでもしかしたら自分に合っているかもしれません。
実は、このような現役職員さんのお話をきっかけに新たな魅力に気づき、志望先選択の幅を広げる学生も少なくありません。
【第１部】税務職員（財務省国税庁 広島国税局 福山税務署）
国税庁・税務署の仕事、「マルサ」として知られる査察調査、税務職試験の概要、研修制度などについてご説明いただきました。
学生にとってあまり馴染みのない税の仕組みや、税務職の職場環境の良さややりがいを聞き、実際の仕事のイメージも湧いたかと思います。
資料を読み込んだり、メモを取ったりして職業への理解を深めていました。
税務職員は採用後に１年間、全寮制の「税務大学校」へ入学する、という特徴的な職種。
税務職員として必要な知識やスキルを身につけてから職場へ配属してもらえるのは、一般企業からするとスゴイ良待遇です（しかもお給料ももらえます）！
さらに各種キャリアアップ・スキルアップの仕組みが充実し、実力さえあれば学歴関係なく活躍できる職場ということで、やりがいがありそうです！
【第２部】刑務官（法務省 広島矯正管区 広島刑務所）
普段はあまり中を知ることができない世界。
収容者と関わる仕事ということで、怖そう、、というイメージもありますよね。
矯正局で働く人の中でも最も多いのが刑務所などで保安警備などに関わる「刑務官」。
刑務官１年目の仕事について現役職員さんたちの話は参考になります！様々な職務があり入職後の豊富なキャリアプランがあるのにも驚きです。
真剣に聞く学生。こんな仕事もあったんだ！と今日知ることも多かったです。
「事前知識が必要な職種もありますが、刑務官はやる気があれば、周囲に助けてもらえるのでなんとかなります」と職員さん。
チームで働くことが多い職種だから、職員間の絆が深くて助け合える環境なのも魅力ですね。
受刑者が更生する瞬間に立ち会った体験談も。
「犯罪者は常に犯罪を犯しているわけではない。一人の人間」毅然としながらも熱い想いを持って職務にあたっているのが感じられました！
【第３部】税関職員（財務省 神戸税関）
※受験区分は国家一般職（財務事務官）
財務省もう一つのレア職種！税関職員。なんと神戸から本校の卒業生でもある久保さんにお越しいただきました！
「私もここで勉強していました」卒業してから税関職員として９年目の久保さん。現在は人事部門で活躍。
ニュースやドラマで見る麻薬の密輸やブランド商品の偽物の検挙などでお馴染み、警察や海上保安庁、麻薬取締部と一緒に捜査などを行う「審理」という部署もあります。
他の省庁事務官と違った多彩な職種が経験できるのも税関の魅力です！
久保さん自身も育休を取るなど、ワークライフバランスが良い職場とのこと。
「でも異動が多い職場なので勉強し続けることも大切です」と厳しい面や入職後に求められるスキルや姿勢についても教えてくれました。
今日は３つの職種の説明を聞くことができました。
同じ国家公務員といっても、仕事内容が多様であるだけでなく、職場の環境や求められるスキル・適性も全く違います。
このような機会は、パンフレットに載っていない裏側や現場の職員さんのホンネが聞けたり、気軽な雰囲気で気になることを質問できたりするのが良いですね。
お忙しい中お越しいただいた職員の方、ありがとうございました。
公務員系学生への「業務説明会」は年間10回以上行われます。
様々な職種のリアルな話を聞けるのもアナブキならでは。今後の志望先検討に役立ててほしいと思います。
