保育士・幼稚園教諭になるには|仕事内容・やりがい・必要な資格・就職・年収(給与)未経験からなるには

保育士・幼稚園教諭とは

 子どもたちの未来を育んでいく素晴らしい仕事。それが、保育士・幼稚園教諭という仕事です。子どもたちの個性はそれぞれで、誰一人として同じではありません。
 保育園(保育所)や幼稚園・認定こども園で、様々な経験を通してたくさんのことを学んでいきます。保護者とともに子どもたちの成長や笑顔を見守ることができるやりがいのある仕事。それが、保育士・幼稚園教諭という仕事です。

保育士・幼稚園教諭の仕事内容

 子どもたちの成長を保護者とともに見守り、遊びや教育などを通して心と身体の発達・成長を促す仕事が保育士・幼稚園教諭です。
保育士は0歳から就学前までの子どもたちを保育園(保育所)や認定こども園で預かり、保護者に代わって食事やお昼寝・トイレなどの生活面、歌や絵をかいたり・身体を動かして遊ぶなど活動面まで幅広く携わっていきます。
※障がいを持っている子どもたちを対象とした児童発達支援施設や、児童福祉施設・放課後等デイサービスなどで活躍する保育士さんもあります。

 幼稚園教諭は満3歳から小学校入学前までの子どもたちを対象に教育を行います。
 幼稚園や認定こども園で基礎的な知識や技能(計算や文字など)を身につけさせるとともに、社会性や自主性を育てていきます。未来を担う子どもたちの成長を傍で支え、一緒に笑ったり泣いたり、一日一日が新しい発見と感動に満ちたやりがいのある仕事です。

未経験から保育士・幼稚園教諭になるには

 保育士・幼稚園教諭になるためには、それぞれ国家資格である保育士資格や幼稚園教諭免許状が必要となります。これらの国家資格は大学・短大・専門学校などの指定された養成施設で学んだり、通信制大学や独学(実務経験が必要となるので注意が必要)で受験し合格することで取得することができます。
幼稚園教諭を独学で目指す方法としては、まず保育士資格を取得する必要があります。

保育士資格を取得するための実務経験とは、最終学歴などにより異なりますが、一般的には2年以上かつ2,880時間以上とされています。
※厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/hoiku-hellomirai/shikaku/

保育士資格を持っている人が幼稚園教諭免許状を取得する、幼稚園教諭免許状を持っている人が保育士資格を取得するためには、3年以上かつ4,320時間以上の実務経験が必要とされています。
※文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoin/1339608.htm

保育士受験資格についてはこちらを参照ください。
※一般社団法人全国保育士養成協議会(https://www.hoyokyo.or.jp/exam/qa/02.html

保育士・幼稚園教諭になるために必要な資格とスキル

 大前提として、保育士と幼稚園教諭は違う職種のため、それぞれ別の国家資格(保育士資格・幼稚園協免許状)が必要となります。
 保育士は国家資格である「保育士資格」が必要となり、「指定保育士養成施設」になっている大学・短大・専門学校で学んで卒業するか、実務経験を積んで試験を受けることで、資格を取得できます。※上記保育士・幼稚園教諭になるにはを参照

 保育士試験は筆記試験(2日間)と実技試験(1日間)で実施され、前期(4月)と後期(10月)の年2回実施されています。筆記試験は、各科目100点満点で、うち60点(6割)以上得点すると合格になります。実技試験では、①幼児に歌って聴かせることを想定する音楽に関する技術、②保育の一場面を絵画で表現する造形に関する技術、③子どもが集中して聴けるようなお話ができる言語に関する実技が求められます。


幼稚園教諭は「幼稚園教諭免許状」を取得する必要があり、大学や短大などの教育機関で学ぶことが一般的ですが、専門学校でも短大との併修制度を採用している場合は取得が可能となります。(穴吹では、短大との併修制度を採用しています。)特例で保育士資格をもっていて、一定の実務経験があれば取得可能となります。
 必要なスキルは、こどもの発達や心理を理解でき、安全かつ楽しく学べる環境を提供する能力です。また、こどもたちだけでなく、保護者や同僚とも円滑で良好な関係を築く必要があるため、コミュニケーション能力や協調性も必要なスキルといえます。
 さらに、専門性を高めるために、民間資格(絵本専門士・医療保育専門士・幼児食インストラクターなど様々な資格があります)や研修などでスキルアップする意欲も大切となります。

保育士・幼稚園教諭に向いている人の特徴

 どんな人が、保育士・幼稚園教諭に向いているのか。
 まず大前提として、子どもと接することが大好きで、子どもたちの成長を喜ぶことができる人です。保護者や同僚といった大人と接することもありますが、基本的には子どもたちと毎日接していきます。また、子どもたちは一日・一日で成長していきます。昨日できなかったことが、今日できる。今日できなかったことが明日できるかもしれない。そこを一緒に喜ぶことができないと保育士・幼稚園教諭として、仕事をすることは難しいかもしれません。
 その他にも、保護者・同僚と積極的にコミュニケーションをとる必要もありますし、小さい子どもを預かるので責任感をもって仕事ができる人。チームワークを大切にできるなどいろいろな特徴があります。

保育士・幼稚園教諭の給与・年収について

 保育士・幼稚園教諭の給与・年収について、保育士の平均初任給は19.1万円で平均年収は約372万円、幼稚園教諭の平均初任給19.2万円では平均年収は382万円となっています。保育士と幼稚園教諭の給与や年収に大きな差はありませんが、幼稚園教諭のほうが少しだけ高い傾向にあります。
 もちろん給与(初任給を含め)については、都道府県によっても多少の違いがあり、年収についても、公立か私立か、または勤続年数や役職によって変わってきます。
厚生労働省 令和2年度賃金構造基本統計調査(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/index.html
スタディサプリ(https://shingakunet.com/bunnya/w0031/x0401/nenshu/

保育士 幼稚園教諭の就職先

 保育士・幼稚園教諭の資格を持っていれば、保育園(保育所)や幼稚園、認定こども園などへ就職することが一般的に考えられますが、それ以外にも活躍する場所は多岐にわたります。
 例えば、学童保育(小学生を対象に、放課後や長期休暇中、保護者に代わり保育サービスを提供)や病棟保育(病気・ケガで入院中の保育を担当)、児童福祉施設(乳児院や児童養護施設)・放課後等デイサービス・児童発達支援施設などへ就職することも可能です。
活躍の場は広いので、自分は何がしたいのか・子どもたちとどう関わりたいのかなど、しっかりと考えて就職先を選ぶことができます。

保育士・幼稚園教諭を目指す穴吹学園の学科

穴吹国際みらい専門学校には、保育士・幼稚園教諭をめざすことができる「こども未来教育学科」(3年制)があります。
保育士養成施設に指定されており、近畿大学九州短期大学との併修制度も採用しているため、卒業と同時に、国家資格である保育士資格と幼稚園教諭免許状を取得することができます。※保育士試験・幼稚園教諭免許状試験を受験する必要はありません。
当学科では2006年開校当初から、就職内定率は100%を継続しています。

学科の特徴としては、3年制を採用しているため、しっかりと時間をかけて保育士・幼稚園教諭をめざすことができます。
子どもの人格形成は大体3歳くらいから10歳くらいで確定するといわれていますが、特に0歳から6歳までの時期は重要で、親子関係はもちろん、生活環境が大きな影響を与えるといわれています。
そんな大事な時期に関わる保育士や幼稚園教諭の仕事。短大では最短2年間で保育士・幼稚園教諭の資格を取得することは可能ですが、とにかく忙しく大変。
入学して早々に実習があるといったことも珍しくありません。
子どもに関する知識について、ほとんど学習していない状態で実習に行っても習得できることは少ないかもしれません。ただカリキュラムを消化するだけの実習になってしまうと、大変もったいないですね。

その分、アナブキでは3年制となっているので、1年生ではボランティアという形で実習に参加します。
保育士・幼稚園教諭の仕事をボランティアという立場で雰囲気をしっかり体験できるはず。
1年間はしっかりと子どもに関する知識を学んでから、2年生で本格的な実習に参加します。
実習という、とても身になる授業。2年制と3年制、勉強する期間は1年間の違いですが、そこには大きな違いがあるとは思いませんか?

その他、避けては通れないピアノ。苦手意識を持っている人がたくさんいることも事実です。
3年間じっくりと練習できるので、きちんと弾けるようになります。先輩の多くが初心者で入学しています。

そして、アナブキの一番の特徴が、校舎の1階にあなかれほいくえんが併設されていること。
学生が保育園で実習させてもらったり、園児が教室に遊びに来て一緒にイベントを楽しんだり。
子どもたちと一緒に楽しく学べる最高の環境がアナブキにはあります。

あなたも穴吹国際みらい専門学校で、保育士・幼稚園教諭をめざしてみませんか?

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