専門学校の夏休みはいつからいつまで?基本のスケジュールを確認

専門学校は、専門学校は「就職のための勉強」「実習中心」というイメージが強いため、「大学のように遊べる長期休みはない」と思われやすいですが、多くの専門学校では夏季休暇(夏休み)が設けられています。一般的に7月末から8月末にかけて休みが設定されることが多く、30日以内の比較的短めの夏休みとされることが多いようです。これは、大学の2か月以上に及ぶ夏休みと比べると少し短めと言えます。

また、専門学校には、基本的に春休み・夏休み・冬休みの3つの長期休暇がありますが、その期間は学科や学校のカリキュラムによって大きく変わります。夏休みは7月末から8月末にかけて設定されますが、春休みや冬休みに比べると少しスケジュールがタイトになることが多いようです。

春休みは卒業や進級に関連する行事が少なく、比較的ゆったりとした時間を取れるケースがあります。一方で冬休みは年末年始の行事が重なるため学校の行事が減り、こちらもある程度自由度の高い休暇となる傾向があります。

本記事では実際に専門学校の夏休みはどのくらいあり、どのようなスケジュールで進むのか、また課題の有無などについても詳しく解説していきます。

学科や学校による期間の差はある?

医療系や介護系、デザイン系など、実習や制作課題が中心となる学科の場合は、夏休みに授業や実習が組み込まれることが少なくありません。例えば、医療系の学校では、資格試験対策を夏休み期間中に行うケースもあります。本校(穴吹カレッジグループ福山校)の場合は、医療事務・クラーク学科2年生の夏休みには実習が必修となっており、長くて2週間程度の実習を行っています。

また、デザイン系やファッション系、工業系では、夏休み中に作品制作のための補講を実施することもあるので、ほかの学校より短い夏休みになってしまう場合もあります。逆に、早めに試験が終わる学科では、少し早めに夏休みに入れることもあるようです。

大学との比較:休みの長さをチェック

大学の夏休みは2か月程度あることが多いですが、専門学校の場合は1か月前後という声が多く、ほとんどのケースで大学よりも休みは短めです。専門学校は卒業に必要な実践スキルを短期集中で学ぶ側面が強いため、年間の授業スケジュール自体が密に組まれていることが理由に挙げられます。
学校ごとに休みの長さは変わるため、“必ず大学より大幅に短い”というわけではありません。なかには大学と同程度に夏休みを設定している学校もあり、事前に調べることで自分に合ったスケジュールを確認できるでしょう。

夏休み中の課題やレポートはある?内容と対策

特に資格取得が必須の学科では、夏休みも試験勉強や模擬試験に追われるケースが多く、体感的に“休んだ気がしない”と言う学生も少なくありません。一方で、夏休みにしっかり対策しておけば、学期中の試験対策に余裕が生まれます。

デザインや実践的なスキルが求められる学科では、レポートだけでなく制作課題が大量に出ることも珍しくありません。作品づくりには時間や集中力が必要な反面、長期休暇を利用できるため、深く没頭する良いチャンスです。

インターンシップ・実習を活用してスキルアップ

夏休みの期間を活かして、現場体験や実習に参加するのも専門学校ならではのメリットです。

多くの専門学校では、夏休みを利用してインターンシップや実習のプログラムを用意しています。学んでいる職業の現場を肌で感じることができるため、将来の仕事像をリアルにイメージできるのが大きな利点です。

この期間に実習先で好印象を残せば、就職活動で有利になる場合もあります。早い段階で実践経験を積むことで、自己PRにも具体性が生まれ、実務に即した知識やスキルを身につけやすくなるでしょう。これは卒業後の就職活動だけでなく、在学中の学びにもモチベーションを与えてくれます。

ただし、インターンシップは人気が高く、募集枠にも限りがあります。確実に参加したい場合は、学校のキャリアセンターや企業の募集情報を早めにチェックして、早めの準備を心掛けることが大切です。

専門学校によってはインターンシップの募集企業を独自に紹介していることがあります。
インターンシップ先をどのように見つけるのか、また、先輩たちが過去にどこに行ったことがあるかなどを、入学前から知っておくことで、入学後のイメージが付きやすいかもしれません。

穴吹カレッジ福山校のインターンシップ

本記事を掲載している穴吹カレッジ福山校では、夏休み期間を利用し様々な実習先でインターンシップを行っています。

その中でも、高度調理学科、パティシエ・ベーカリー学科、ブライダル・ホテル学科では、提携させていただいている沖縄の高級リゾートホテルでインターンシップを経験することができます。

様々なホテルとの提携があり、希望者が参加することができるインターンシップ。
学生たちは2週間程度のインターンシップを経験し、成長して戻ってきます。

初めて地元を離れて、社会を経験する一歩。

緊張もありますが、学校で学んだことを大いに生かすことができる特別な時間。インターンシップで経験したことはかけがえのない経験になります。
その経験が刺激となり、残りの学生生活の過ごし方を考えたり、将来の進む道を真剣に模索するきっかけになるはずです。
穴吹の夏休みでは、普段の学校生活では味わえない経験を得ることができます。
※インターンシップ先は情勢などを考慮し、変更になる場合もあります。


本校のインターンシップについてもっと知りたい方はこちらから↓

 リゾートホテルでのインターンシップの様子を動画でご覧ください!

アルバイトや資格取得:夏休みを活かして実力&資金を確保

長期休暇を利用してバイトや、資格取得を目指す学生も多くいます。
専門学生は、大学生のように夏休みの間中バイトをするといったことは難しい場合があります。ですが、夏休み中に登校することが少ない学科や、インターンシップがない学科の学生たちは、まとまった期間を利用してアルバイトをしている学生も多数います。稼いだお金を学費の足しにしたり、生活費や娯楽にあてたりと、使い道もさまざまです。

また、アルバイトを通じて社会経験やコミュニケーション能力を磨くことは、就職活動にも役立ちます。特に接客やサービス業など、人と接する機会の多い業種を経験すると、自然と身につくスキルも多いでしょう。

さらに、就職に役立つ資格やスキルを夏休み中に身につけておくと、履歴書でアピールに繋がるだけでなく、自信にもなります。特に国家資格や専門的な資格は、後々の就職活動で大きな武器になるでしょう。

また、通学や仕事で必要になる可能性のある運転免許を取得するチャンスとしても、夏休みはおすすめです。まとまった休みを利用すれば、合宿免許などを選択して短期間で取得することも可能です。

有意義な夏休みを過ごすための計画づくり

夏休みを充実させるためには、あらかじめバランスの良い計画を立てることが欠かせません。

専門学校の夏休みは大学と比べて短い分、うまく時間を使わないとあっという間に終わってしまい後悔することも。計画を立てる際は、課題やバイト、休息の割合を明確にして、優先順位をつけるとスムーズです。

まずは課題や試験勉強のスケジュールを確保し、アルバイトやインターンシップはその上で組み立てるのが賢明です。さらに、リフレッシュの時間をどこに入れるかも忘れずに検討しておくことで、散漫になりにくくなります。

勉強と遊びを両立させる時間管理術

1日の中で勉強に集中する時間と遊びやバイトの時間をきちんと区切り、メリハリを意識しましょう。例えば、午前中は課題を進め、午後からは趣味や友人との予定を入れるといった形がオススメです。

やるべきことをリストアップし、タスクごとに所要時間を見積もると、漠然とした不安が解消されやすくなります。時間が足りないと感じたら、早起きやスケジュールの再調整で対策するのもポイントです。

先輩たちの体験談を参考にしよう

同じ学校や同じ学科の先輩に話を聞くと、よりリアルな時間配分や失敗談を教えてもらえます。インターンシップの情報やアルバイトの選び方など、実際に体験した人の意見は有益です。

さらにSNSや学校の掲示板などでも、同世代の学生がどんなふうに夏休みを活用しているか見られる場合があります。成功例も失敗例も、計画を立てる上でのヒントにしていきましょう。

まとめ:専門学校の夏休みを充実させるために

専門学校の夏休みは大学より短めですが、工夫次第で充実させることができます。課題やインターンシップ、アルバイトなど学びや経験につながる活動に取り組みつつ、旅行や帰省、趣味など自分の時間も大切にしましょう。そのためには、あらかじめ優先順位をつけて計画的に行動することがポイントです。また、資格の勉強や現場体験を組み合わせれば、卒業後の就職活動にもプラスの効果をもたらすでしょう。

ぜひ今回の記事を参考に、入学後のあなたらしい夏休みの過ごし方を想像してみましょう。バランスをうまくとれば、短い期間でも十分にリフレッシュし、成長を感じられるでしょう。

また、気になっている学科のスケジュールは学校のホームページから確認できることが多いです。
本校の学科ページではカリキュラムガイドを見ておくことで、学科ごとのスケジュールを知ることができます。
ぜひご活用ください。

様々な物から情報収集し、入学した後の準備をしておくことや学校生活を想像しておくことでより充実した進路活動になるはずです。
情報をたくさん集めておくためにもオープンキャンパスに参加し、気になる学校の夏休みがどのようなスケジュールになっているかを確認するのもいいかもしれません。
また、在校生のリアルな話を聞けるのもオープンキャンパスの醍醐味。
どんな夏休みを過ごしたのか、聞いてみるのも良いかもしれません!