
オープンキャンパスは、高校生が進路を検討する上で重要な情報収集の場です。親が参加することで、学生本人が気づかない視点からのアドバイスや経済面の確認を同時に行うことができます。親子でスケジュールを調整し、効率よく情報を集めることで、将来の進路選択をより確実なものにする手がかりとなるでしょう。
目次
オープンキャンパスの目的と参加のコツ
オープンキャンパスの主な目的は、受験生が実際の施設や授業形態を把握し、自分に合った学校かどうかを見極めることにあります。普段は入れない実験室や研究室、実習室などを公開することで、そこに通った場合のイメージがつかみやすくなります。さらに、模擬授業を受けることで、学べる内容や教員との相性まで体感できる点が大きな特徴です。
また、学校側も入学志望者の保護者への対応を充実させるケースが増えています。保護者向けの説明会や学費相談ブースなどが用意され、学費や奨学金関連の情報も細かく得られる場になっています。最近では、保護者が経済面や就職実績をしっかり見極めることで、後々の進学手続きがスムーズになることから、オープンキャンパス参加への期待値も高まっています。
参加のコツと注意点
開催は夏休みや春休みに集中します。混雑する夏は活気を、比較的空いている春は丁寧な個別相談を狙うなど、時期に応じた計画が大切です。また、1校に絞らず複数校を比較検討することで、サポート体制や施設の違いが明確になり、より納得感のある進路選択が可能になります。親子で足を運び、理想の学生生活への第一歩を踏み出しましょう。
親子で参加するメリットとデメリット

オープンキャンパスに親と参加するかどうかは家庭によって意見が分かれがちです。親と同行すると、学費や就職実績などをより深く探れる一方、本人が主体的に動きにくくなるケースも考えられます。どちらにもメリットとデメリットがあるため、子どもの性格や状況に応じて最善の方法を選ぶことが重要です。
親と一緒に行くメリット
一番のメリットは、学費や奨学金など保護者目線の重要事項をその場で確認できる点です。子どもだけでは気づきにくい、将来的な金銭的負担やサポート制度の細かさを親が把握しておくことで、安心して進学先を検討できます。また、親からの客観的な意見は、学生本人が見落としている視点を補ってくれます。親世代の経験から、卒業後の就職や職業への関心も深く掘り下げて話を聞くことができるのは大きなメリットです。
親と一緒に行くデメリット
本人が自分のペースで見学や質問に取り組めない場合があります。親が主導してしまうことで、肝心の本人が情報を自分事として整理しづらくなる可能性もあるでしょう。さらに、親と子どもの価値観が異なると、意見に食い違いが生じてストレスになるケースもあります。そこで、見学中は親も意見を言いつつ、基本的には進路の最終判断を子ども自身に委ねる姿勢が大切です。
事前準備で気をつけたいこと
スムーズなオープンキャンパス参加のために、事前に押さえておきたいポイントを確認しましょう。
早期予約とスケジュールの調整
定員制プログラムや個別相談会がある場合は、早めの予約が必要です。人気のプログラムはすぐに埋まってしまうことも多いため、行きたい学校の予約ページや募集情報をこまめにチェックしましょう。複数校を回る場合は、地理的な位置関係や開催日時を踏まえながらスケジュールを立て、できるだけ集中して効率よく回ると負担が少なくなります。
持ち物リスト:必須&便利アイテム
筆記用具とメモ帳、参加証や予約票などは必携です。見学先で資料をもらうケースも多いため、それらを保管するファイルやバッグも用意すると良いでしょう。スマートフォンのカメラで写真を撮れば、後で施設や教室の様子を振り返るときに役立ちます。また、大学構内を歩き回ることを考慮し、歩きやすい靴を選ぶことも大切です。
保護者の服装のポイント
子どもの高校の制服と合わせて、保護者もある程度きちんとした服装を心がけると良いでしょう。カジュアルすぎると周囲の雰囲気から浮いてしまい、学校関係者や他の受験生に対しても印象を損なう可能性があります。一方で、慣れないスーツで大荷物を持ち歩くと疲れてしまうこともあるため、動きやすさと清潔感のバランスを意識して選ぶのがおすすめです。
本記事を記載している穴吹カレッジ福山校のWEBサイトに、保護者の方向けの服装と準備について解説しているページがありますので、ぜひご活用ください。
保護者がチェックするべきポイント

子どもが学びたい分野や校風をしっかり理解しつつ、保護者としては学費や就職実績などの現実的な要素について把握し、安心して進路を検討できるようにしておきましょう。
アクセス・周辺環境
通学に時間がかかりすぎると、子どもの負担が増すだけでなく学業や生活リズムにも影響が出ます。公共交通機関の便や駅からの距離、さらに周辺の治安も含めチェックしておくと安心です。特に地方の大学を検討している場合は、車での通学の可否や駐車場の有無なども確認しましょう。
授業以外の施設・設備
学食やカフェ、ラウンジといった学内の交流スペースは、学生のリフレッシュや情報交換の場として重要です。図書館やIT施設の充実度も、学習環境の質を大きく左右する部分です。クラブ・サークル専用スペースの設備状況も見学しておくと、学生生活がどれほど活気づいているかを感じ取れます。
学生寮・アパートなどの住環境
遠方から通う場合は、学校が提供している学生寮や近隣のアパート情報が欠かせません。寮の設備やルールの確認、さらにアパートの相場や契約手続きについても、オープンキャンパスのタイミングで現地を見ておくとイメージがつかみやすくなります。必要に応じて不動産会社と連絡を取り、詳しい条件などを早めにリサーチしておくと安心です。
学費・奨学金・ローンなどの相談
学費は学部やコースによって大きく異なるため、詳しい内訳を聞いておくと家計管理がしやすくなります。奨学金や教育ローンの利用を考えている場合は、実際の返済シミュレーションや申請手続きについて質問しておくことがおすすめです。学費関連のサポートが手厚い学校は、自宅外通学でも経済的に負担が軽くなる場合があるため、比較の材料にしてください。
就職サポートや実績
就職実績は学校ごとの特徴が大きく表れるポイントです。就職相談やインターンシップの制度、企業との連携状況などを確認することで、子どもの将来設計をイメージしやすくなります。保護者が直接説明を聞いておくと、卒業後の進路について具体的に話し合う材料を増やせるでしょう。
事前リサーチが「当日」をより有意義にする
ここまで挙げたチェックポイントは、当日いきなり全てを確認しようとすると大変です。そこで、効率よく情報を集めるための事前準備が欠かせません。
これらの学校の情報は、WEBサイトやパンフレットから前もって確認することができます。
学校のWEBサイト内には、保護者の皆様向けのページが用意されていることもあります。
あらかじめWEBサイトをチェックし、質問したい内容をピックアップしておくことで、当日はより深い情報収集が可能になります。オープンキャンパスに参加する前に、まずは一度学校の情報を集めておくのがおすすめです。
カリキュラムや学費サポートについて、保護者の方からよくある質問等を見ることができます。
当日の動き方と質問のコツ
イベント当日の流れや質問の仕方次第で得られる情報は大きく変わります。ポイントを押さえて効率よく見学しましょう。
当日は最初に全体スケジュールを確かめ、展示や体験コーナーの場所を把握しておくと、時間を無駄なく使えます。保護者としては、メインは子どもの希望に合わせつつ、自分が気になる学費や就職支援などについて、個別相談ブースや教職員に積極的に質問してみるのがおすすめです。見学後に親子で感想を共有し合うことで、より深い理解が得られます。
保護者向けプログラムを活用する
最近のオープンキャンパスでは、学費説明会や保護者セミナーなど、保護者専用のプログラムを用意している学校が増えています。これらに参加することで、一般説明会では聞けない詳しい制度や契約内容を深掘りできるメリットがあります。また、他の保護者との情報交換もできるため、意外な視点が得られることもあるでしょう。
穴吹カレッジ福山校では、オープンキャンパス開催日に保護者の方向けにガイダンスを同時開催しています。
保護者ガイダンスでは、学費や就職のサポートについて説明します。また、オープンキャンパス終了後には個別相談の時間も設けており、お困りごとを担当の職員や先生に直接聞いていただくことが可能です。


教職員に聞きたいことを整理しておく
事前に質問リストを作っておくと、限られた時間で重要な疑問を解決しやすくなります。特に、奨学金の種類や就職先の具体例、インターンシップの条件などは個々のケースによって異なることが多いため、ポイントをしっかり押さえて聞き出すことが大切です。話を聞きながらメモを取れば、後から家族で話し合う際にも役立ちます。
本人の自主性を尊重したサポート
親が先回りして全てを決めようとすると、子どもの主体性が損なわれてしまいます。学校選びは本人が興味を持ち、学びたい意欲を伸ばせる環境を見つけることが最も重要です。保護者はあくまでサポート役として、子どもが疑問を持ったときに相談に乗り、日程調整や金銭面などをフォローするように心がけましょう。
子どもが親の同行を拒否する場合
一人で参加したいという意志を尊重することも大切ですが、保護者としてできる工夫もあります。
子どもが親の干渉を嫌い、単独で見学に行きたいと考えることもあるでしょう。その場合は、事前にどのプログラムに参加したいのか、どのような情報を得たいのかを親子で話し合う機会を設けると良いです。また、親が後日資料を確認できるように写真やメモを残してもらうようにお願いしておくと、後からフォローしやすくなります。
親だけで参加する選択肢
子どもが強く同行を拒否する場合、親だけで参加し情報収集するという方法もあります。ただし、その情報はあくまでも本人に共有し、最終的な判断を子どもに委ねるべきでしょう。親が見学で得た感想や資料を整理し、子どもが必要としている情報を選抜して伝えることで、本人も負担を抑えながら必要なデータを手にできます。
コミュニケーションの取り方
日頃から子どもの意志を尊重し、親子の情報共有をスムーズにしておくことが大切です。オープンキャンパスで得た情報を押し付けるのではなく、選択肢の一つとして提示しながら、子どもが自分の意思で考える時間を設けることが良い結果につながります。お互いの意見を尊重し合う環境があれば、進路決定に対するモチベーションも損なわれにくくなります。
オープンキャンパスを有意義にするためのポイント
オープンキャンパスを活用して得られる情報は進路選択に直結します。親子での参加か単独参加かに関わらず、自分に合った形式でしっかり情報を集め、進路決定の一助としましょう。
オープンキャンパスは学校の実態を肌で感じ取るまたとない機会です。保護者と一緒に参加することで経済面や就職実績など具体的な相談ができ、子ども一人で参加すれば自主性を高めるチャンスになります。事前準備をしっかり行い、当日は積極的に情報を取りに行き、帰宅後は親子で意見を共有しましょう。最終的には、自分自身が納得できる選択をすることが、今後の学業や人生において大きな原動力となります。

