ゲームクリエイターになるには|仕事内容ややりがい・必要な資格・就職年収を解説
ゲームクリエイターとは
ゲームクリエイターとは、コンピュータゲームのソフトやアプリの制作に関わる専門職チームの総称であり、やりがいのある職業です。
ゲームの企画からプログラミング、シナリオ、音楽、映像など様々な役割のスペシャリストが集まり、チームとしてゲーム制作に携わるゲームクリエイターのお仕事を紹介します。
ゲームクリエイターの仕事内容
ゲームクリエイターにはさまざまな職種があります。ゲームを企画するゲームプランナー、ストーリーを考えるシナリオライター、映像を担当するゲームグラフィックデザイナー、サウンド作成するサウンドクリエイター、キャラクターデザインを手掛けるゲームCGデザイナー、プログラミングを組むゲームプログラマー、開発チームを統括するゲームプロデューサーなど、特化したスキルを持つ専門家集団で一つのゲームを作ります。
ゲームクリエイターになるには
ゲームクリエイターになるには、まずゲーム開発について学ぶ必要があります。そのためには専門学校で必要な専門知識やスキルを学びます。必要なスキルと知識を身につけ、ポートフォリオを作成します。ゲームクリエイターになるには、自分の制作物を示すポートフォリオが必要です。大学や専門学校で、自分のゲームを制作し、その成果物をポートフォリオに含めることが重要になります。
具体的には次のような知識やスキルが必要です。
1.ゲームの企画書を元に、C++やC♯などの開発言語を使ってゲームのブログラムを組むゲームプログラマーとしてのプログラミングの知識とスキル
2.ゲームプランナーとしての企画力を身につけるためのスキル
3.ゲームプログラマーとCGデザイナーの進行管理をして開発現場を取りまとめるゲームディレクターとしてのスキル
4.開発予算やチームの管理などの全体を統括するゲームプロデユーサーとしてのスキル
5.ゲームのテーマ曲やBGM、効果音を制作するサウンドクリエイターとしてのスキル
6.ゲームのシナリオやキャラクターのセリフを考えるシナリオライターとしてのスキル
7.2Dまたは3D制作ソフトを使い、キャラクターや背景などのデザインを担当するゲームCGデザイナーとしてのスキル
ゲームクリエイターに必要な資格とスキルとは
プログラミングやグラフィックデザイン、音楽制作に必要なスキルと知識を大学や専門学校で学びます。
大学の場合は美術系、音楽系、理工学系、情報工学系の学部が該当します。
高卒からゲームクリエイターを目指す場合は、基礎から学べて豊富な実習時間でスキルを伸ばし、資格取得や就職サポートも手厚い専門学校も進路の選択肢にするとよいでしょう。一般的な専門学校ではプログラマーになるコースとグラッフィッカーになるコース(アニメーション専攻等)などがあります。興味のある分野の体験が可能なオープンキャンパスなどを活用してみるのもおすすめです。
必要なプログラミング言語には、C言語、Java、Python、PHP、必要な資格としては、「基本情報技術者試験」と「応用情報技術者試験」があります。また、2Dグラフィックの制作ソフトであるAdobe PhotoshopとIllustrator、そして3DCG制作ソフトのMayaなどのスキルも身につけます。
プロデュースに必要なスキルとしては、時代のニーズを把握した分析力や企画力などのスキルを学びます。コミュニケーションスキルとしてはゲーム開発における相互理解や意思疎通ための能力を身につけます。
ゲームクリエイターに向いている人の特徴
ゲームクリエイターはチームで協力してゲームを開発するため、ゲーム開発者のコミュニティに参加し、他の開発者と協力したり、貴重なアドバイスを受けオンラインネットワークを広めるコミュニケーション能力が必要になります。そのため、アイデアや発想力のある人、論理的思考のできる人、ITに強い人やプログラミングスキルのある人がゲームクリエイターに向いてると言えるでしょう。
もちろん、「ゲームが好き」であることは大前提です。親に「ゲームばかりしないで勉強しなさい」と言われた人もいるかもしれませんが、ゲームをプレイヤーとして楽しめる人でなければ、魅力的なゲームを生み出すことができません。
ゲームクリエイターの給料・年収
ゲームクリエイターの平均年収は450万円前後と言われています。キャリアや経験を積むと転職も盛んな業界で、優秀な人材であれば年齢や学歴に関わらず活躍できる実力主義の世界です。有名作品に携わるトップクリエイターの平均年収1000万円以上の方もいます。
引用:平均年収.jp(ゲームクリエイターの年収給料や20~65歳の年齢別・役職別・都道府県別年収推移|平均年収.jp (heikinnenshu.jp))
ゲームクリエイターの就職先
ゲームクリエイターの就職先としては、ゲームの企画から開発、販売までを行うゲームメーカー、ゲーム開発会社がありますが、近年ではフリーランス(独立)としてゲーム開発に参加するケースもあります。
将来性がある一方で競争が激しいゲーム業界においては、オンラインのゲーム制作コミュニティやフリーランスのような自由な働き方であっても、仕事を得るために、自分のスキルを磨き、ポートフォリオを作成し、実績を積むことが重要です。
ゲームクリエイターをめざす穴吹学園の学科
穴吹ビジネス専門学校には、ゲームクリエイターをめざす「ゲームクリエイター学科」があります。ゲームクリエイターになるための、技術・知識を学習していきますが、「ゲームプログラマー」として就職することを主としたカリキュラム構成となっています。
ゲーム開発業界では、必須の言語とされている『C++』。この言語を徹底的に学んでいきます。またこの言語は、ゲーム開発だけではなく、システム開発・アプリ開発、IoT技術などにも使われているため、ゲーム開発企業だけではなく、システム関連企業へ就職し、活躍している卒業生もたくさんいます。
そのほか、ゲームエンジン※1を使ったゲーム開発、CG・DTM※2についても学習していきます。
※1 ゲームエンジンとは、ゲームを開発するうえでプロも使うプラットフォームのこと
※2 DTMとはデスクトップミュージックの略。パソコン上で音楽が制作できるソフト。
授業は座学だけではなく、研修旅行(東京ゲームショウ見学)やゲーム開発企業を招いた講演会、ゲーム開発企業の監修の下でゲーム開発演習を実施したりと、独学では経験できないカリキュラムや行事があるのもポイント。
また、eスポーツクラブもあります。ゲーム開発にはユーザー視点を持つことも大切。グラフィックや操作性、音楽や効果音はどうか。など楽しみながらゲーム開発について学べる環境もあります。
穴吹ビジネス専門学校で、ゲームクリエイターをめざしてみませんか。