ゲームプランナーになるには|仕事内容ややりがい・必要な資格・就職・年収を解説|未経験からなるには

ゲームプランナーとは?

 ゲームプランナーとは、新しいゲーム作品の企画を立てて、開発に必要な仕様書などをつくり、プロジェクトの進行を支えるクリエイターのことを指します。
 ゲーム作品のコンセプトやテーマ、ゲームの詳細なルール・ギミックと呼ばれる仕掛けやパターン、さらにはキャラクターのステータスや画面レイアウトといったデザインなども細かく決めていきます。

 ゲームプランナーはゲーム制作全般の基本的な知識のほか豊かな発想力や企画力、表現能力などが高いレベルで求められ、ゲームプランナーの多くはゲームメーカーやゲームソフト制作会社といったゲーム業界で活躍しています!

ゲームプランナーに必要なスキルは?

ゲームプランナーに必要なスキルとは何でしょう。

企画力!

 クライアントの要望、ディレクターやプロデューサーの意向、市場のニーズなどを踏まえ、新ゲームのコンセプトやテーマ、概要などを協議し、それに沿った「企画書」を作成するところからが、第一歩。

 それから、シナリオを考えゲームの詳細なルールや作中のあらゆるギミック(仕掛け)やパターン、さらにはキャラクターのステータスや画面レイアウトなどを細かく決めていきます。豊かな発想力や企画力、表現能力などが高いレベルで求められます。

 もちろん企画するには、どんなゲームが流行っているかといった市場の分析も必要となり、たくさんの人にプレイしてもらえるゲームを企画していきます。

マネジメントスキル!

 ゲーム開発は、多くの人間が携わり、ゲームの完成という目標に向かって動きます。個性の強いクリエイターたちをはじめ、デザイナーやプログラマーなどさまざまな職種のメンバーをまとめて、モチベーションの維持や作業の進行を管理する力は、ゲームプランナーの大切なスキルの1つです。

 コミュニケーション能力やゲーム制作に関する幅広い知識も必要です。

柔軟性!

 ゲーム開発では、上長やクライアントの無茶な要望や突然の仕様変更など、想定外の事態が発生します。そういった場合でも、柔軟に対応していくことがゲームプランナーには求められます。多様な知識と経験をもとに、これまでのやり方にとらわれることなく、幅広い視野と打開策をもって取り組むことが重要です。

論理的思考力!

 ゲーム開発の決定権限を持つ人たちにも理解されるよう、論理的思考力をもって企画書を作成する必要があります。収益と予算、そしてそれらの根拠を論理的に示すことが重要でしょう。数字や信憑性のあるデータで収益をあげられる根拠を提示できるよう、プレゼンの際にはしっかり準備することを心がけてください。

ゲームプランナーに必要な資格は?

 ゲームプランナーになるために、絶対に必要な資格というものはありません。
ただ、関連する資格を取得することは、自分自身にとっても有益であり、企業からの評価もよくなるでしょう。
例えばWebクリエイター能力認定試験、情報処理技術者試験、C言語プログラミング能力認定試験、プロジェクトマネージャー試験などですね。

やりがいとは?

 ゲーム作品を一から作る楽しさを感じることができることでしょう。ゲーム作品は、市場のニーズや流行を取り入れながら作成した仕様書に従って作られていきます。自分の考えたアイディアが反映させやすいので、アイディアを形にして世の中に発信したいと思っている人はやりがいを感じられるのでは。

 ゲーム制作は、多くの人が携わっています。ゲームプランナーはまとめ役でもあり、プロジェクトによっては何年もかかる場合もあります。そのためスタッフの人との信頼関係を築けるのもゲームプランナーならではの魅力です。。

 ゲームプランナーはゲーム作品の評価を直接的に受けとる立場でもあります。アイデアが形になったゲームが日本だけでなく世界中で大ヒットすれば、あなたの名前は世界で知られることも夢ではないかもしれないですね。

ゲームプランナーの年収は

 未経験者の平均年収は350万円ほどといわれています。
 実務経験者になると500万円くらいになりますが、実績が伴っている人は、それ以上もらっているようですね。

参考:令和3年分民間給与実態統計調査結果について|国税庁

ゲームプランナーとしてキャリアを積んでいくと、下記のようなキャリアプランもあります。

ゲームディレクター

 ゲームディレクターは現場の責任者です。プロジェクトのメンバーに指示を出したり、スケジュールの進行管理が主な仕事となります。

 プランナーよりも企画段階の知識が必要になります。
 すぐにマネジメント経験は積むことはできないため、一朝一夕ではなることはできませんが、ディレクターになれば責任とともに年収も高くなります。

ゲームプロデューサー

 ゲームプロデューサーはゲームディレクターよりもさらに上の立場となります。ディレクターは現場での実務を手伝う場合もありますが、プロデューサーは一般的に実務にかかわることはほとんどありません。

 基本的には企画とマネジメントに専念することになります。

フリーランスとして独立

 経験を積んでいき、人脈を構築して、しっかりとスキルを磨けばフリーランスとして活躍することも可能。

 仕事が取れれば年収1000万円も目指せますが、仕事が取れなければ会社員時代よりも年収が下がることもあります。

未経験からゲームプランナーになるには?

 ゲームプランナーには豊富な知識・スキル、経験が求められます。そのため、未経験から就職するのはかなりハードルが高いでしょう。

 まずはゲーム制作会社に就職しゲーム制作に関する技術・スキルや経験を得て、将来的なキャリアとしてゲームプランナーとなることが近道となりますが、独学でこれをめざすとなると、多くの時間がかかるでしょう。

 一番の近道はゲームプランナーを目指すための専門学校に通う方法だと思います。ゲーム制作の専門的な知識・技術を学べるうえに就職サポートを受けられることもあるため、時間とお金はかかるものの確実にゲームプランナーになりたい方におすすめです。

ゲームプランナーを目指すアナブキの学科

 穴吹ビジネス専門学校には、ゲームプランナーをめざせる「ゲームクリエイター学科」があります。ゲームプランナーになるための、技術・知識を学習していきますが、「ゲームプログラマー」として就職することを主としたカリキュラム構成となっています。

 ゲーム開発業界では、必須の言語とされている『C++』。この言語を徹底的に学んでいきます。またこの言語は、ゲーム開発だけではなく、システム開発・アプリ開発、IoT技術などにも使われているため、ゲーム開発企業だけではなく、システム関連企業へ就職し、活躍している卒業生もたくさんいます。

 そのほか、ゲームエンジン※1を使ったゲーム開発、CG・DTM※2についても学習していきます。
 ※1 ゲームエンジンとは、ゲームを開発するうえでプロも使うプラットフォームのこと
 ※2 DTMとはデスクトップミュージックの略。パソコン上で音楽が制作できるソフト。

 授業は座学だけではなく、研修旅行(東京ゲームショウ見学)やゲーム開発企業を招いた講演会、ゲーム開発企業の監修の下でゲーム開発演習を実施したりと、独学では経験できないカリキュラムや行事があるのもポイント。

 また、eスポーツクラブもあります。ゲーム開発にはユーザー視点を持つことも大切。グラフィックや操作性、音楽や効果音はどうか。など楽しみながらゲーム開発について学べる環境もあります。

 穴吹ビジネス専門学校で、ゲームプランナーをめざしてみませんか。

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