マンガ家になるには｜仕事内容ややりがい・必要な資格・就職年収を解説

1 マンガ家とは
2 マンガ家の仕事とは？
3 マンガ家になるには
4 マンガ家になるために必要な資格とスキル
5 マンガ家に向いている人の特徴
6 マンガ家の給料・年収について
7 マンガ家としての就職先
8 マンガ家を目指す穴吹学園の学科

マンガ家とは

マンガ家とはマンガのストーリーを考えたり、絵を描く仕事です。週刊少年ジャンプに掲載するマンガを描く人もいれば、一般誌や参考書の解説マンガや4コママンガを描く人など、さまざまなマンガ家がいます。そして今では海外から日本文化の１つとして認知されているマンガを支える第一人者として、重要な役割を果たしています。

そんなマンガ家になる方法や仕事内容、やりがいなどをご紹介します。

マンガ家の仕事とは？

マンガ家の仕事内容・流れとしてはプロット（物語や世界観の構成、キャラクターの考案など）にはじまり、ネーム・絵コンテの撮影（吹き出しなどのセリフやコマ割り）、そしてラフ（下描き）、ペン入れ、仕上げ（ベタ塗りやトーン処理、ホワイト修正）になります。最近ではアナログではなくデジタルでの制作がマストになりつつあります。

マンガ家になるには

マンガ家に求められる技術・知識として今までにないストーリーや世界観、キャラクターを生み出す「発想力・想像力」。そして締め切りを必ず守るための「精神力・継続力」。そしてなによりキャラクターの感情を表現するための「画力」があります。そして仕事をより円滑に進めるために必要な

編集者とのコミュニケーション能力になります。

具体的にマンガ家になるにはいくつか方法があります。

①マンガ雑誌などを扱う出版社への持ち込み→デビュー

②雑誌の漫画賞などへの応募→新人賞などの受賞

③WEB・SNS上での投稿、発信で編集者の目に止まる　

④独学での技術習得

などがありますが、まずはアシスタントからスタートするのが確実です。

もっともポピュラーなのは出版社の編集部への持ち込みです。ですが近年ではSNS上で話題になったマンガがアニメ化したりなど、SNSの発信が上手いマンガ家ほど多くの人の目に入る可能性が高いです。

マンガ家になるために必要な資格とスキル

マンガ家に必要な資格で一般的に絶対に必要なものはありません。資格よりも自分が今まで描いてきた作品が何よりの証明になります。必要なスキルとしては個性的な画力とストーリーを考える脚本性が必要となります。
　
対価のあるなしに関わらずSNSやイベントで自分の作品を発表し続けるのも良いことです。読者が求めていることや新たなアイデアを得ることができ、より魅力的な作品作りに繋がるはずです。

読者としても、いろいろなマンガや映像作品、小説などを読んでたくさんのものに影響されることが大切です。そして制作ツールや道具に対する知識・技術はマストで必要になります。

独学やスクールでも習得できますが、高校生からめざす場合は、マンガ専門学校や美術系大学も進路の１つとして検討するとよいでしょう。基礎から学べ、画力だけでなくストーリーの構成力やデジタルツールの活用などマンガ家としてデビューし続けていく力を身につけられるのがメリットです。

マンガ家に向いている人の特徴

一つの作業に集中したり、没頭することが好きな人が向いています。さらには人を驚かせたい、感動させたいという人が続けられる仕事でもあります。

マンが家は作品完成までには担当編集者と何度も打合せを繰り返します。才能があってもマンガ家として生計を立てるまでには長い下積みがあったり、漫画家デビュー後も高いクオリティの作品を創作し続ける必要があるなど、好きなことをやり続けられる忍耐力も必要です。

また、自分の時間を自由に使え、実力がものをいう世界だからこそ、一人で様々なことをこなす必要があるため、アシスタント自己管理力や、交渉力、マネジメント能力も求められる職業です。

マンガ家の給料・年収について

マンガ家の収入は、作品の売れ行き次第で大きく変わります。もちろんヒット作が出ればその分大きな金額が入ります。
誰もが知っているような日本の人気マンガ家は数億～数十億を稼ぐといわれています。

ですが連載を持っていても、打ち切りと常に隣り合わせのマンガ家もいたりなど年収の幅はとても広いです。

マンガ家の原稿料はページ数で決まることが多く、雑誌の種類・ジャンルやマンガ家自身のランク・知名度により、1ページ数千円～数万円程度です。週間連載を抱えるマンガ家であれば単純計算で年収は1,000万を超えることになるので、夢のある職業であるといえます。