「作る」の先にある喜び。天満屋福山店での挑戦

2月といえば、街中が甘い香りとワクワク感に包まれるバレンタインシーズン。 穴吹調理製菓専門学校のパティシエ・ベーカリー学科1年生たちが、地元・福山で愛される百貨店「天満屋福山店」様を舞台に、ドキドキの販売実習に挑みました。

普段の学内実習では、美味しいお菓子やパンを作る技術を磨くことに集中している学生たち。しかし、パティシエにとって本当に大切なのは「作ったその先」にいるお客様の存在です。今回は、自分たちの手でお客様に販売するという、プロの現場を体験しました。

プロの舞台で「届ける」責任を感じる1日

会場には、色とりどりのチョコレートやスイーツが並びます。学生たちは凛としたコックコート姿で店頭に立ち、お客様を迎えました。 最初は慣れない接客に、みんなガチガチに緊張した様子。商品の説明をする手元が少し震えたり、「いらっしゃいませ」の声が小さくなってしまったりすることもありました。しかし、時間が経つにつれて「商品の魅力を伝えたい!」というプロとしての自覚が芽生え、自然と背筋が伸びていきました。

緊張を自信に変えた、お客様の笑顔と言葉

試食を通じた温かいコミュニケーション

接客に少しずつ慣れてくると、学生たちは積極的に「試食」を提案。お客様一人ひとりに丁寧にトレイを差し出し、商品のこだわりを一生懸命に伝えていました。 お客様から「これ、おいしそうね!」と温かい声をかけていただくたびに、学生たちの表情はパッと明るい笑顔に変わっていきます。教室の中だけでは決して味わえない「届ける大切さ」を感じていたようです。

先生からのアドバイスが、成長のスパイス

販売中には、先生から直接アドバイスを受ける場面も。「もっとこうした方が、商品の良さが伝わるよ」というプロの視点からの教えを、学生たちは真剣な表情で吸収していました。 商品の渡し方から表情の作り方まで、現場ならではの学びは、今後の強みになります。

技術だけじゃない。心を届けるパティシエへ

販売実習を通じて学生たちが学んだのは、単にお菓子を売ることではなく、お菓子に込めた想いを「真心」と一緒に届ける大切さです。 「おいしく食べていただけますように」という願いを込めて手渡した一箱一箱が、誰かの特別なバレンタインを彩る。そのやりがいを胸に、学生たちはこれからもプロの道へとスキ進んでいきます。