【授業を覗いてみよう】
動物看護総合学科 ・動物健康美容学科(トリマーコース)
国際セラピードッグ協会特別講演

虐待から「ありがとう」を届ける犬へ

オンラインで登壇されたのは、日本にアニマルセラピーを広めた第一人者、大木トオルさん(国際セラピードッグ協会)。

授業で語られたのは、日本初のセラピー犬「チロリ」の物語です。

チロリは、もともと人間にひどい虐待を受け、心を閉ざしていました。

そんなチロリを大木さんが保護し、愛情をかけて育てた結果、チロリは人を癒やし、笑顔を届けるセラピー犬として活躍するようになりました。

「チロリという犬が虐待された過去があったと聞いても、動物がこんなに人を助けることができること、自分自身を助けることができるんだな、と感動し涙が出そうになりました。」

人を怖がっていた犬が、今度は人を助ける存在になる。

動物が持つ計り知れない力と、人間の愛情が起こす「再生」の物語に、多くの学生が心を揺さぶられました。

「カワイイ」だけじゃない。プロの技術と覚悟

アニマルセラピーは、動物と触れ合う「癒やし」だけではありません。

大木さんの話は、その「厳しさ」と「専門性」にも及びました。

実は、セラピードッグになるには、厳しいトレーニングをクリアしなければなりません。

それは、アニマルセラピーが医療現場などで行われる、専門的な「治療」の一部だからです。

「セラピードッグになるには45科目クリアしないといけない、半年やっても2年半かかるという大変さなどを知らなかったので、授業を受けてもっともっと深めていきたいと思いました。」

「スキ」を仕事にするということは、楽しいことばかりじゃないかもしれません。

でも、本気で誰かを助けたいから、そのための専門知識や技術を学ぶ。学生たちは、プロとしての覚悟を新たにしたようです。

「命あるものは、幸せになる権利がある」

講演の最後、大木氏は「命あるものには幸せになる権利がある」という言葉を、学生たちに強く投げかけました。

日本では今も、年間1万頭以上の犬や猫が殺処分されているという現実があります。

この重い事実に触れ、学生たちの「動物がスキ」という純粋な気持ちは、「自分たちが社会を変えなければ」という強い使命感へと変わっていったように見えました。

「スキ」が、誰かの希望になる

「自分も同じ境遇の子(保護犬)を救い、日本を殺処分がゼロの国にしたいと改めて思いました」

「動物愛護だけでなく、動物福祉も考えられる人になるよう、日々の勉強を頑張りたい」

「スキ」を信じて学び始めた道が、いつか誰かの心を助け、社会を動かす大きな力になる。

授業を終えた学生たちのまっすぐな決意が、とても頼もしく感じられました。

広島県の動物系専門学校で唯一、文科省「職業実践専門課程」に認定されています。

「職業実践専門課程」は、インターンシップ制度や本日のような特別授業を始め、動物系企業や動物病院と連携した授業や実習をふんだんに取り入れ、最新の企業ニーズ・社会ニーズを反映したカリキュラムが特徴です。

アナブキには、特別講座などを通じて、教科書だけでは学べない実践的な技術と、プロとしての心構えを身につける機会が豊富にあります。業界の第一線で活躍する講師から直接学べる環境で、動物のプロをめざせます。 

動物健康美容学科および動物看護総合学科は広島県の動物系専門学校で唯一、文科省の認定を受けている学校です。
職業実践専門過程についてはこちら(文部科学省サイト)  

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