「スキ」をカタチに!産官学連携プロジェクトで実現する

小さな「スキ」が社会を変える力に変わる瞬間。

ITビジネス学科の産官学連携プロジェクトでは、企業や自治体と協働し、学生たちの好きや得意を活かした実践的な課題解決に挑戦しています。

授業で学んだ知識とスキルを最大限に発揮し、アイデアを形にする2年間の集大成。学生たちが社会とつながり、成長を実感する特別な機会です。

産官学連携プロジェクトとは?

企業・自治体との連携によるプロジェクトを通じて実践的なスキルを習得するITビジネス学科の取り組みです。

AIやデータ分析、マーケティング、Webサイト構築など、学んだ知識とスキルを最大限に活かし、学生たちのアイデアを形にします。

チームを組み、協力しながらプロジェクトを進めることで、協働力など、社会で活躍するために不可欠な力が身につきます。

企業担当者へヒアリングや企画提案
地元企業の商品PR動画制作
地域交流館でシニア向けLINE講座
全国データ分析コンテストに出場!

地域と共に成長する ~地方創生プロジェクト~

福山市の地域活性化をテーマに、学生たちが自治体や地域団体と連携して取り組んだ卒業研究プロジェクト。

授業で学んだデータ分析スキルを活かし、アンケート調査や現地フィールドワークを重ね、若者の視点で地域課題に切り込みます。

そして、Webサイト制作やSNS運用、イベント企画など、それぞれの「スキ」や「得意」を活かしたアプローチで解決策を形にしていきました。

「Rose mind」プロジェクト_ロザリアチーム

福山市の「ばらのまち」としての魅力を市内外へ発信するため、市民団体「ばらグッズふくやまフレンズ」と連携。学生たちが選んだばらグッズ販売サイトの制作、SNS発信に加え、地域住民を対象とした薔薇アクセサリーのクラフト体験会を企画・開催し、多くの参加者から好評を得ました。学生ならではの感性で、伝統ある「ばらのまち福山」に新しい魅力を吹き込みました。

「みんなが暮らしやすい生活道路の確保」プロジェクト_フクヤマハイウェイチーム

福山市の道路整備計画に関心を持ったフクヤマハイウェイチーム。医療福祉機関の送迎担当者へのアンケート調査から「生活に密着した道路の問題」に着目し、実際に現地調査を行って課題のある道路を特定。福山市公式アプリ「パ撮ローズ(パトローズ)」を活用した解決策を提案し、卒業研究最優秀賞を勝ち取りました。

卒業研究発表会には地元有力企業の方々も来場し、学生たちの研究成果を評価。「データ分析の手法が的確」「プレゼンテーションがよくまとまっている」「ChatGPTなどAIも活用していて私たちも勉強になった」など、企業の方々からの温かいフィードバックを得ました。

Dream主催の全国データ分析コンテストへ出場!

最優秀賞に輝いた「フクヤマハイウェイ」チームと準優秀賞の「ロザリア」チームは、全国の専門学校が参加するDream(ビッグデータマーケティング教育推進協議会)主催「Dream成果発表会」に出場。

全国のマーケティング専門家の前で研究成果を発表し、主催者からも「実際に地域の方々に聞いて調査し、現地に足を運んで自分たちの目で見て課題を見つけているのが素晴らしい」と高く評価されました。

卒業研究発表の動画も見れます

企業と挑む課題解決 ~ビジネス協働プロジェクト~

「地元企業の課題を、学生の発想と専門的なスキルで解決する」。学生たちは、地域を代表する2社(株式会社サンエスホールディングス様・株式会社外林様)との協働プロジェクトに約3カ月間取り組みました。

マーケティング、データ分析、Web制作、SNS運用など、2年間で学んだスキルを実際のビジネス課題解決に活かし、チームごとに独自の企画を立案・実行。

企業の魅力を高校生に伝える説明会の実施や、企業アカウントのSNS運用代行など、学生ならではの視点で生み出されたアイデアは、企業からも高い評価を獲得しました。

企業の魅力を高校生に直接伝える体験型プロジェクト(外林様連携)

East7チームは、BtoB企業である株式会社外林の魅力を高校生に伝えるという課題に挑戦しました。採用活動の要である企業説明会を企業の方ではなく学生が行う試みです。「卸売業の仕事って何だろう?」という素朴な疑問から出発し、わかりやすい言葉と具体例で企業の魅力を伝える説明会を企画。

実際に地元高校での説明会を実施し、さらにオープンキャンパスでも高校生向け企業説明会を開催しました。学生たち自身が「高校生だった頃に知りたかった情報」を軸に構成したプログラムは、参加した高校生からも「企業の仕事が具体的にイメージできた」「BtoB企業の面白さがわかった」と高評価でした。

社会に出る前に「実践」というステージで試されたのは、スキルだけではありません。

チームでの協働、クライアントとのコミュニケーション、期限内での納品——本物のビジネスシーンさながらの環境で、学生たちの「小さなスキ」は確かな「プロの力」へと成長していきました。

企業SNSの代行運用で実践的マーケティングを体験(サンエス様連携)

こたろうチームは、空調服で知られるサンエスホールディングス様のX(旧Twitter)アカウント運用を代行するという挑戦的なプロジェクトに取り組みました。

「#これが私の株式会社サンエス」などのハッシュタグを考案し、企業内部の声を効果的に発信する戦略を立案。

社内インタビューの実施からコンテンツの企画・制作、投稿スケジュール管理まで、実際のSNSマーケティングの全工程を学生たちの手で行いました。

設定したKPI(フォロワー数・エンゲージメント率など)を達成する成果を上げ、若い世代の視点で、これまで見えていなかった企業の魅力を引き出しました。

定期的なオンライン打ち合わせを通じて企業との連携を深めながら、プロジェクトを成功に導いた実践力は、就職後にも活きる貴重な経験となりました。

卒業研究発表の動画も見れます

プロジェクトを通して見つけた「スキ」~ITビジネスのプロへの第一歩

「最初は小さかった興味が、チームでの活動を通じて大きな自信に変わった」「企業の方からの評価が嬉しく、もっと学びたいと思った」など、プロジェクトで大きな気づきや成長を得られた学生たち。

ITリテラシー、ビジネスアプリケーション、マーケティング・金融など社会が求める多様なスキルを身につけ、適性や活躍したい場に合った専門性を磨き、「IT×ビジネスの力で自分の未来をデザインできる」のがITビジネス学科です。

社会に貢献できる人材に成長できるよう、産官学連携企画やビジネスコンテストへの参加など、今後も学生たちの自主的な活動をサポートしていきます。